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初めての妊娠!妊婦検診とはどんなもの?行かなくても出産は可能?


2020年06月26日

この記事の目次

妊婦検診とは?

妊婦検診とは、妊婦さんと赤ちゃんの健康状態を定期的に確認するものです。

医療機関や妊婦さん・赤ちゃんの状況によっても内容や費用が異なりますが、平均的には14回の検診があり、1回あたりの費用は5,000円〜10,000円、トータルでは約10万円〜15万円かかります。

費用については後ほど詳しく解説しますが、妊婦検診には自治体からの助成制度があり、助成制度を活用すると自己負担額が4〜7万円程度に済ませられます

医療機関によって異なる妊娠検診の内容

妊婦検診を受けられる主な場所は、病院、診療所、助産院です。
先ほど医療機関や状況によって検診内容や費用が異なると言いましたが、妊婦検診は病気の検診ではないため、基本的に健康保険は適用外です。
そのため自由診療となり、費用は医療機関が自由に決めた金額になります。

また、妊婦さんや赤ちゃんの健康、発育状況によって回数や検診内容が変わります。
基本は、厚生労働省が示す標準的な妊婦検診を元に、医療機関の方針や個別の状況に応じて変更していくといったものになります。
厚生労働省が示す標準的な妊婦検診は以下のようなものです。

妊娠週 妊娠初期~23週 妊娠24週~35週 妊娠36週~出産
検診回数
(1回目が8週の場合)
1~4回目 5~10回目 11~14回目
受診間隔 4週間に1回 2週間に1回 1週間に1回
毎回共通する基本的な項目 ・健康状態の把握
・検査計測
・保健指導
必要に応じて行う医学的検査 ・血液検査(初期に1回)
・子宮頸がん検診(初期に1回)
・超音波検査(期間内に2回)
・血液検査(期間内に1回)
・B群溶血性レンサ球菌(期間内に1回)
・超音波検査(期間内に1回)
・血液検査(期間内に1回)
・超音波検査(期間内に1回)
・HTLV-1抗体血液検査(妊娠30週までに1回)
・性器クラミジア(妊娠30週までに1回)
 

上記の中で、「必要に応じて行う医学的検査」の内容は医療機関によって大きく異なります。
私が住んでいる地域では、ほとんどの病院で毎回超音波検査(エコー検査)を行い、その写真を持って帰れるようになっていました。

病院によっては3D、4Dエコーがあるところもあり、毎回お腹の赤ちゃんを見られるのが妊婦検診の楽しみでもありました。週数や赤ちゃんの向きによって性別が分かるのも超音波検査です。

1回の妊婦検診の流れ

先ほども言ったとおり、医療機関や状況によっても妊婦検診の内容は異なりますが、1つの妊婦検診の例をのせておきます。

【診察前に検査すること】
・尿検査
・体重測定
・血圧測定

【診察】
・問診
・腹囲・子宮低長測定
・むくみ
・超音波検査
・血液検査等必要に応じて行う検査

妊娠中は合併症やホルモンバランスの変化によって心身のバランスを崩しがちです。
特に妊娠糖尿病や妊娠高血圧症は早期の発見が大切ですから、多くの病院が尿検査や血圧の測定を毎回行なっています。

妊婦検診にかかる費用や助成制度

妊婦検診の費用

先ほども言ったように妊婦検診は医療機関によっても金額が異なりますが、おおよそ以下の金額がかかります。

1回あたり:5,000円〜10,000円
トータル(約14回分):約10万円〜15万円

妊婦検診には組み込まれていない治療が発生した場合にはさらに金額は上がります(医療行為に当たる場合には保険が適用されます)。

妊婦検診の助成制度

以前は全て自費で行なっていた妊婦検診ですが、経済的に困窮した人が一度も検診を受けずに陣痛がきて病院に駆け込むというケースが問題となり、妊婦検診に対する助成制度が出来ました。

ただし、妊婦検診の助成制度は自治体によって金額が異なります。
平成30年のデータでは、公費負担の平均額は105,734円です。

厚生労働省HP:妊婦健康診査の公費負担の状況に係る調査結果について

医療機関で妊娠が確定すると、役所に妊娠届を出しに行くように言われます。妊娠届を出すと母子手帳と妊婦検診の受診券が渡されます。

受診券は「受診券」と「補助券」があり、受診券は検査項目が、補助券には補助金額が記載されていて、どちらの方式なのかも自治体によって異なります。
この受診券や補助券を使うことで、自己負担額を4~7万円程度に抑えられるのです

ちなみにこの受診券は住んでいる場所もしくはその周辺の医療機関でしか使えず、里帰りする場合は償還払いといって、後で自治体からお金を戻してもらえます。

妊婦検診は行かなくても出産できる?検診の重要性とリスク

結論から言うと、妊婦検診に行かなくても出産することは可能です。
しかし現在のお腹の状況や経過が分からないとなると、病院側としては受け入れの判断に迷います。

例えば妊婦さんが気を付けなればいけない病気があるかもしれませんし、赤ちゃんが十分に育っていない可能性があります。その場合、病院側としては専門医や設備が整えられるのか心配になります。

すぐに検査・出産、妊婦さんや赤ちゃんに何か起きた場合の対応が出来るか協議されるので、場合によっては受け入れてくれる病院を何軒も探さなければいけないかもしれません。
妊婦検診というのは、妊婦さんと赤ちゃんが順調なのか確認するもので、出産に向けた準備のひとつなのです。必ず受けにいきましょう。

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