あなたの生命保険請求を代行してくれる!人生100年時代に画期的なサービス
あなたは生命保険の請求手続きをした事がありますか?
請求の手続きをした事がある方は、あの面倒な手続きを思い出すだけで嫌になるという人もいるかもしれません。
保険の請求手続きは意外と大変なんですよね。
そんな大変な保険請求手続きを代行するサービスが、実証事業として神奈川県で始まりました。
このサービスは、保険の照会も行ってくれるので家族が知らない間に入った保険も漏れる事なく申請出来るようになっています。
どのようなサービス内容なのか詳しくみていきましょう。
生命保険請求の代行事業とは?
生命保険請求の代行事業とは、病気や怪我で入院した場合や死亡した際、生命保険の保険金請求を代わりに行ってくれるサービスのことです。
現在、保険金の請求は本人またはその家族が請求を行います。
しかし、病気や怪我で大変な中で書類を揃えて請求手続きをしなければいけなかったり、死亡した家族がどの保険に加入しているか分からずに苦労したりという問題がありました。
それらを一般財団法人「みんなの医療」が引き受け、保険請求を代行してくれるのです。
本人や家族から委任を受けたみんなの医療は、提携先の保険会社から氏名に基づいて照会を行い、提携する病院から必要書類などを取り寄せて請求を行います。
各社に照会を行うので、請求先が複数社にまたがる場合でも対応が可能です。
みんなの医療を立ち上げた畑中洋亮代表理事は、母親の死亡時に、保険の請求を行い、初めてその手続きの大変さを知り、代行業の必要性を感じたそうです。
人生100年時代と言われる今、高齢に伴い病気や怪我で入院する確率も高くなります。
ライフスタイルの変化に伴って離れている家族が保険の請求を行わなくてはいけない事や、体が辛い状態で本人が手続きを行わなければいけない場合もあるかもしれません。
現在は神奈川県のみですが、今後協力してくれる病院や保険会社が増えれば全国展開になっていくとのことです。
生命保険請求代行の手数料と流れ
代行手数料は死亡保険が5万円、死亡保険以外は5000円に設定しています。
みんなの医療が行うのは以下のことです。
・保険会社へ横断的に保険契約を照会し
・医療機関へ診断書発行を依頼・受け取り
・保険金請求に必要な書類を準備し・手続きする
(一部、戸籍謄本などは連携する行政書士法人が実施します)
契約者はみんなの医療と委任契約を結び、支払いがあれば入金を確認するという作業になります。診断書を貰いに医療機関に何度も足を運んだり、行政機関に行く手間を省く事が出来ます。
働いていれば平日に休みを取らなくてはいけないですし、診断書等は何度も医療機関へ行かなければいけないので、書類を揃えるだけでも一苦労です。
家族がどの保険に入っているか分からない場合にはさらに大変になります。
これらの面倒な作業をすべて一括で行ってくれるので、費用的にはむしろ安く感じることが多いのではないかと思います。
三方良し!誰もが得する保険請求代行
この生命保険請求代行は契約者本人や家族だけでなく、保険会社や医療機関に取ってもメリットがあります。
保険会社としては確実に請求をしてもらい、保険の未払いという問題が解決されます。
医療機関としては家族への説明や書類の不備がなくなってスムーズに手続きが行えるため、事務作業を効率化する事ができます。
関わる人すべてにメリットがある三方良しの仕組みと言えるでしょう。
ただ、医療情報は個人情報の中でも重要な部分になるため、扱いには十分注意しなければいけません。また、様々な機関との協力が必要なため、日本全国に広がるまでにはまだまだ時間がかかることが予想されます。
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