家事代行サービス会社と保険会社の提携、進む。
共働き世帯の増加に伴って、保険会社に家事代行業者と提携する動きが広がっています。
時代にマッチした良いサービス提携だと感じます。
女性が働きながら家事をすることは、精神的にも肉体的にも負担が大きいと思います。
もし女性が病気やケガで入院が必要になると家事の負担が大きく家族にかかってきますから、その際に家事代行業者を利用できれば家事の軽減になります。
さらに家事代行業者の紹介サービスや料金の割引サービスが利用できるとなればさらにありがたいでしょう。
まず、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険が11月に医療保険の新商品の発売に合わせて、家事代行サービス業者「カジー」と提携しました。
医療保険の契約者はカジーの家事代行サービスを約1割引きで利用できます。
新商品では入院が必要な際に入院初日に最大20万円の一時金が支払われるもので、この一時金を家事代行サービス料金として充てることができます。
保険商品と家事代行サービスの連携が上手くリンクしていますね。
他にも、ライフネット生命保険では家事代行サービス業者「ベアーズ」と提携し、11月よりがん保険や就業不能保険の契約者に家事代行サービスの紹介を開始します。
朝日生命保険も介護保険などの契約者に家事代行サービスの紹介をします。
今後も利用増加が見込まれる家事代行サービス
家事代行サービスですが、保険会社によって提携の内容は違っており、各社のサービス内容も異なっています。
この時期に複数の保険会社が家事代行サービス会社との提携を開始することは、それだけ家事代行サービスが世の中に必要だと考えられているということで、ニーズも非常に高まっているのだと思われます。
少子高齢化が進み、また核家族化により、親世帯の入院などの際に子供世帯が親世帯の家事等の面倒を見ることが難しくもなっています。それぞれが自分の生活を守るためにも、利用できるものは利用する気持ちでいることも大切になってきているのではないでしょうか。
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