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銀行窓口での保険販売で、契約トラブルが増加しています。


2018年01月26日

銀行窓口で販売する保険商品をめぐり、トラブルが絶えない状況です。

特に、投資性の高い「外貨建て」の一時払い保険に対しての相談が多くなっています。マイナス金利政策の影響で円建ての一時払い保険商品が販売停止や縮小の中、「外貨建て」一時払い商品が脚光を浴びたわけですが、個人的には販売当初から「銀行での保険販売はいずれトラブルが続出するのではないか」と懸念していました。

外貨建て一時払い商品販売に保険会社が力を入れ始めた時、変額保険が発売された時代を思い出しました。
新しい商品は当然良い点もありますが、変額保険にしても外貨建ての一時払い保険商品にしても、高いリターンを期待できる反面、リスクがあることを忘れてはなりません。
変額保険発売当初には訴訟になったケースもあり、保険会社が説明不十分などを問われたこともありました。

人は誰でも自分に都合の良いことは覚えておいて、都合の悪いことは忘れがちになるものです。
保険加入時には意向確認等の取り組みがされていて、販売する側からリスクがある点をしっかり説明はされているはずです。

しかし、一回の説明でわかった気になってしまっていることもあるかもしれません。わかりにくい商品、納得が不十分な場合には、焦って契約することは避けることが良策だと考えます。
上手い儲け話にはそれなりの理由があるのが常です。リスクを踏まえ、十分に検討し納得の上で契約することが大切ですね。

特に高齢者の場合には判断力の低下があることも考えられ、気が付いた時には大切な財産が大きく目減りしてしまっているケースもあります。こんなはずではなかったと後から後悔しないように、加入の際には一人だけで判断するのではなく事前に家族などに相談しておくのも良いと思います。

契約する際には、自分のリスク許容度に併せて商品を選択することが大切。

外貨建て一時払い商品に限らず、リターンが期待できる商品は、リスクが伴います。
人によってリスクの許容度には違いがあります。リスクのある商品では、自分のリスク許容度範囲内で契約することが大切でしょう。

極端な話、投資・契約していた金額がゼロになってしまっても受け入れられるまでの金額に限ってリスクのある商品へ契約するくらいの気持ちが必要かもしれません。

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